雲南の木次駅前から斐伊川堤防桜並木(雲南市木次町木次)周辺で4月4日・5日の2日間、3月中旬から市内各所で続く桜まつりのメインイベント「きすき桜まつり」が行われ、市外・県外から多くの観光客でにぎわった。
1990(平成2)年、「日本さくらの会」から日本さくら名所100選に選ばれた同堤防桜並木は、斐伊川に沿って約2キロにわたり、花の見頃には桜のトンネルが出現する。明治の終わりごろから住民の手によって植えられ始め、本格的には昭和の初めに土手の両側に植えられ、以来、雲南市のシンボルとなっている。
4日には、観光列車「天地(あめつち)」の運行に合わせて木次駅で雲南吹奏楽団の演奏で出迎えたほか、松江方面から木次線を使って訪れる人たちを木次線利活用推進協議会のメンバーが出迎え、パンフレットなどを手渡した。
木次駅前エリアには、雲南商工会が雲南食堂を設け、名物の出雲そばを提供する「松笠そば」、アユの炭焼きを販売する店、しょうゆを使った唐揚げや炊き込みご飯を販売する地元のしょうゆ店、地元の酒や甘酒を販売する酒造会社や酒販売店などが軒を並べ、多くの観光客が食べ歩きを楽しんだ。
天候が回復した5日には、木次駅前から続く桜並木の堤防沿いを走る人力車を運行し、30分に1組の予約があっという間に満員になり、孫を抱いて乗車した老夫婦などが体験した。
斐伊川土手では桜の並木の下でシートを広げて花見を楽しむ人たちの姿が見られ、河原に設けられた「さくらねがい広場」では、よさこいの踊りを披露した。
駅前から少し離れた街なかには、「街なかプロジェクト」がさまざまな楽しみポイントを設定。スタンプラリーを行って、駅前や堤防の桜並木から街なかへ人を誘導する仕掛けを施し、多くの親子連れなどが、スタンプを求めて街を歩いた。