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奥出雲・三沢小で閉校式 152年地域で支えた学び舎の歴史に幕

思い出などをインタビューする落合孝行さんに答える児童たち

思い出などをインタビューする落合孝行さんに答える児童たち

 奥出雲町の三沢小学校(奥出雲町三沢)で3月22日に閉校式典と閉校記念イベントが開かれ、152年の地域と歩んだ同校の歴史に幕を下ろした。

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 同校は1874(明治7)年に三澤村役場「郷蔵(ごうくら)」を仮の校舎として創立。当時は、隣村の槻之屋村(温泉村)と同じ校区とされており、今の木次町の人たちと一緒になって勉強していたという。1886(明治19)年に新校舎が完成したが、1925(大正14)年1月に火災で焼失。地域の人たちの思いも強く、同年12月には新しい校舎が完成したという。

 開校以来、三沢の子どもたちが三沢で教育を受けるということで、さまざまな支えがあった中の一つに、「おみそ汁給食」があったという。1995(平成7)年までは給食がなく、冬の時期に当時のPTAの母親たちが寒さを心配し、子どもたちの成長を願い、材料を持ち寄って作った給食だという。

 奥出雲町の小学校統合により、同校は3月31日で閉校となり、4月から子どもたちは同じく閉校となる布施小学校、亀嵩小学校、阿井小学校、三成小学校の児童と一緒に、新しく設立される仁多小学校で学ぶことになる。奥出雲町議会の石原武志議長は祝辞で、「地元に小学校がなくなることは寂しいと思うが、子どもたちには最適な教育環境で学ぶことができる。通学は大変かもしれないが、新しい小学校ではたくさんの友達が待っている」と励ました。

 難波真章校長が「三沢の子どもたちの学びは今後も続いていく。わが校と支えて来たもらった地域の人たちに感謝したい」とあいさつ。みんなで校歌を斉唱した後、校旗が難波真章校長から糸原保奥出雲町長へ返納され、式典を終えた。

 式典後に開かれた開校記念イベントでは、田中喜芳実行委員長のあいさつの後、在校生一人一人に三沢小学校での修了証書を手渡した。修了証書の名前は地域の人たちが一人一人手書きしたという。その後、児童、卒業生の中高校生が合唱を披露。大人の有志が1959(昭和34)年まで歌われていたという古い校歌を披露した。その後、三沢を盛り上げたい有志が集まった「みんなでざわざわ委員会」メンバーの落合孝行さんが在校生一人一人に思い出や閉校式の感想などをインタビュー。児童が答える度に会場から温かい拍手が送られた。

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