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うんなんコミュニティ財団、5周年の活動報告と新しいお金の流れ議論

5周年記念式典の冒頭であいさつする代表理事の郷原剛志さん

5周年記念式典の冒頭であいさつする代表理事の郷原剛志さん

 雲南・木次の街なかにある旧和田邸(雲南市木次町木次)で3月20日、公益財団法人「うんなんコミュニティ財団」(木次町木次)の5周年報告と「新しいお金の流れ」えすこ会議が開かれた。

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 同財団は2020年4月に設立され、同9月には公益財団法人として認可を受けた。地域密着型クラウドファンディング、まちづくり基金の設置・運営、調査研究活動として課題共有会議などを運営してきた。この3月で設立から満5年を迎えた。

 式典冒頭、代表理事の郷原剛志さんが「もともと雲南では、困った時にはお互いさま。相互に支え合う文化があった。地域を少しでも良くしたいという市民の財布として財団が役割を果たしている」とあいさつ。事務局長の石原尚実さんが活動報告を行い、課題共有会議で議論したコンポストで生ごみを減らす活動が、今では市の資源循環政策の一つとしてのコンポスト設置につながったこと、産後の支援をしたいという個人の思いからクラウドファンディングで活動を支援したところから、今では市の政策に取り入れられたことなどを説明。「一人一人の思いを大切に活動しているところが雲南の特徴となっており、それがきっかけで市の政策にもつなげていくことができた」ことを強調した。

 「みんなでつくる財団おかやま」の設立メンバーで、その経験から雲南を含めた中四国各地で市民財団の立ち上げを支援している石原達也さんが「相続によって地域から都市部に資金が流出することが今後増加する」と警鐘を鳴らし、遺贈寄付など同財団として今後力を入れて行きたい活動を説明した。

 後半では、木次の中心商店街で街並み再生に取り組む「ふらっと木次」の活動を紹介。空き家の活用などにかかる費用を賄う新しいお金の流れ(社会的投資)について、プラスソーシャルインベストメントの野池雅人社長が説明した。東近江ソーシャルインパクトボンドを例に説明した野池さんは「東近江では、売り上げを上げることが難しい事業に投資する場合には、生み出した成果・インパクトによって行政が資金を投資家に返す仕組みとしていること、投資家は資金が返ってくることで次の投資に回せること、投資を受けた人が資金を返す・インパクトを創出する責任を負うことで緊張感を持って事業を進めることなど、寄付にはない利点がある」と説明した。

 最後に、認定NPO法人「日本ファンドレイジング協会」副代表理事の山元圭太さんが海外からの新しいお金の流れについて話題を提供した。

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