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雲南で「DXハッカソン」 地元事業者の課題に生徒・学生らが解決策提案

地元商工会の課題に学生などのチームがAIを活用した解決策を提案した

地元商工会の課題に学生などのチームがAIを活用した解決策を提案した

 雲南のショッピングセンター「マルシェリーズ」(雲南市木次町里方)にあるデジタルラボ「ピコテラス」で3月12日、「雲南DXハッカソン」が開かれ、地元事業者の課題に地元学生などがデジタルを活用した解決策を提案した。主催は一般社団法人「エンター」、協力は「enginepot(エンジンポット)」。

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 エンターは子どもたちに、「これからの世界をより楽しく、より幸せに生きていく力を身につけてほしい」と、さまざまなデジタル技術の経験を得る機会や環境を提供している団体。多様なデジタル機材をそろえ、大人の「メンター」が常駐し、子どもたちが気軽に、安全にテクノロジーに触れられる場として「ピコテラス」を運営する。

 「enginepot」は、全国どこでもエンジニアとしての道を開くことができる仕組み作りを行うことを目指し、エンジニア育成やエンジニアの起業を支援する。同社社長の古野良太さんは「雲南に拠点を作りエンジニアを育て、自治体や地元事業者のDXを支援していきたい」と意気込む。

 エンター代表理事の杉村卓哉さんが古野さんと出会い、雲南でイベントの開催を呼びかけ実現した。この日は地元・大東中学校1年の須藤太一さんをはじめ、三刀屋高校の生徒、奥出雲の島根ITビジネスカレッジ、松江高等専門学校、島根大学などの生徒・学生計13人が、4人のエンジニアと一緒に参加した。

 地元事業者として、木次乳業、保育園を展開する愛耕福祉会、雲南市商工会の3団体が参加し、それぞれの課題を提供し、学生たちが3チームに分かれて解決策を提案した。商工会を担当したチームは、相談などの記録作成に多くの時間が取られ相談対応の質を上げることに十分時間が使えていない課題に対して、AIを活用して標準化した記録を、時間をかけずに行い、生まれた時間でスタッフの教育を充実させるなど実践的な提案を行った。

 雲南商工会から参加した経営指導員の石橋達也さんは「課題を説明するところで、痛いところを突く質問をズバズバされ、課題が短い時間で深堀された。とても実践的な提案をもらったので、事務所に帰ったら上司に説明し実際に活用していきたい」と話した。

 参加した生徒・学生たちからは「難しかった。どう進めて良いか分からなかったが、良い提案になって良かった」と話す。主催した杉村さんは「今後も生徒・学生と大人が一緒に触れ合い、課題解決する機会を増やしていきたい。もっと地元の高校生の参加を増やして、彼らのキャリアの幅を広げていきたい」と意気込む。

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