地域で居場所づくりや不登校支援などに取り組む団体を対象にした「資金調達・仲間づくり」勉強会が1月31日、雲南の三日市ラボ(雲南市木次町木次)で開かれた。主催は市民団体「スキマノワ」。スタッフや講師を含め19人が参加し、団体運営に役立つ知見を学んだ。
スキマノワは、市内のさまざまな団体の居場所づくりを「見える化」するため、関連する団体などと連携して市内の「サードプレイスマップ」作成を目指して活動している。勉強会を企画した代表の引野佳昭さんは「市内には小規模で活動する団体が多く、利用料を十分取れないなど資金面での課題もあるのではと考え企画した」と話す。
当日は2部で構成。前半は「資金調達」をテーマに、うんなんコミュニティ財団の石原尚実さんが登壇した。寄付や助成金を単なる資金確保と捉えるのではなく、「活動の思いを地域に伝え、共感を広げる手段」として考える視点を紹介。実際の事例を交えながら、団体の強みや活動の意義を言葉にして伝えることの重要性を語った。
後半は「仲間づくり」をテーマに、一般社団法人「umi(ウミ)」代表理事の山下実里さんが講演。活動に関わる人を増やすための工夫や、無理なく継続的に関わってもらうための関係づくりについて話した。講演の途中でテーブルごとにディスカッションワークを行い、仲間と活動する上での悩みや不安を出し合った。山下さんは、仲間と働く上で重要なこととして「目的・目標」「環境・ルール」「仲間・関係性」の3つを挙げて説明し、最後に「関係性は育むもの。他人を知るためにもまずは自分を知ってほしい」と強調した。