雲南の中野ふるさと振興会館(雲南市三刀屋町中野)で1月8日、今年初めての「笑(え)んがわ市」が開かれた。中野の里づくり委員会ふるさと振興部が運営した。
雲南市が推進する「大人チャレンジ」の一環で同地区の地域自主組織である同委員会が住民の声を聞いて2011(平成23)年6月に始め、以来、毎週木曜日に開いてきた。過去にはテレビ番組にも複数回取り上げられ多くの芸能人が訪れたことも。今では、地域の高齢者が近所で買い物し、お茶を飲んで交流する場としてすっかり定着した。毎週同市に来ることを楽しみにする高齢者が多いという。
朝から雪が降り道路には積雪が見られた当日も、運営メンバーが朝から準備を整えた。開店の10時になると近所の高齢者が自分でら軽トラを運転したり、家族に送迎してもらったりして、次々と訪れた。今年初めての市ということで、来店者は入り口で新年のあいさつをする姿が見られた。福引も行い、来店者全員にしょうゆやティッシュボックスなどの生活必需品を手渡した。
店内には、運営メンバーが木次から仕入れてきたお菓子や、三刀屋から事業者が運んできたしょうゆや豆腐、生協から仕入れた日用雑貨、地域の農家が出品した農作物などが並び、来店者は思い思いに必要なものを買い求めた。
別室のカフェではぜんざいとお茶請けを提供。来店者は買い物を済ませると次々とカフェに入り、温かいぜんざいを食べながら交流した。
入り口の外では、出雲市平田からパン店「コンセルボ」が出店。店主の河角敦夫さんは「もう10年以上来ている。お年寄りが多いので、お孫さんの分まで買ってくれる人もいて毎回来ている」と話す。なじみの来店客との会話を楽しむ姿が見られた。