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飯南「琴引フォレストパークスキー場」営業開始 山陰地方で初

オープン初日に今シーズン初滑りを楽しむ来場者たち

オープン初日に今シーズン初滑りを楽しむ来場者たち

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 飯南の琴引フォレストパークスキー場(飯南町佐見)が12月19日、今シーズンの営業を始めた。雪が少ない今年、山陰地方で最初のスキー場オープンとなった。

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 当日、自然の雪はまだなく、100%人工雪でのオープンとなった。今年からスノーマシンを1台増やし、9台のマシンで11月中旬から雪造りを始め、1か月余りをかけて第1リフト横の初心者コースを滑れる状態に仕上げたという。運営を担う飯南トータルサポートの田中弘明さんは「琴引を選んでくれるファンを裏切りたくない。初日から多くのお客さまに来てもらってホッとしている」と話す。

 同スキー場は、初級者やファミリー向けの斜面が多く、圧雪車の運転を工夫することで安全で滑りやすいのが特徴。小中学生にはヘルメットを無料で貸し出すなど、「日本一安全なスキー場」を目指しているという。駐車場とゲレンデも近い。

 今シーズンからIC式のリフト券を導入。ネットでリフト券が買え、スキー場に到着してからQRコードでIC式リフト券を発行する自動機も設置した。利用者はIC式リフト券を左側のポケットに入れて乗り場手前のゲートを通過するだけ。チケット購買窓口での混雑緩和による顧客の利便性向上やスタッフの生産性向上に加え、リフト乗り場でスタッフが乗客の安全に集中できるメリットもある。IC化により取得できる顧客情報を、どのように集客につなげるかは今後の課題だという。

 場内のレストランでは、今年から新メニューも追加。スキー、ストック、ブーツ、スノーボードなどの道具とウエアのレンタル(スキー、ストック、ブーツ一式4,000円/日)も行う。

 駐車場には平日にもかかわらず、県内はもとより、広島、福山、鳥取ナンバーの車が多く詰めかけた。昨シーズンの来場者は2万8000人余り。今シーズンは3月上旬までで、3万人の来場を見込む。

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