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雲南・浪花の大松がクリスマスツリーに 光でつなぐ街のシンボル

イルミネーションを飾った浪花の大松

イルミネーションを飾った浪花の大松

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 雲南市木次町の樹齢約400年とされる「浪花(なにわ)の大松」(雲南市木次町木次)をクリスマスツリーに見立ててライトアップする企画「浪花クリス松」が12月18日に始まった。主催は浪花酒店と遠足計画。地域の象徴として親しまれてきた大松を、光と人の集まりで未来へつなげようという取り組み。

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 企画の原点は、10月に開催した角打ちイベント「酒と肴(さかな)と、月と松と、」。大松と月を眺めながら酒を酌み交わす場に市内外から50~60人が集まった。遠足計画の石原達也代表は「普段は気に留めずに通り過ぎていた松の下に人が自然と集まった。松がこの街の象徴であることを改めて感じた」と振り返る。

 今回はその特別編として、大松に負担がかからない方法でLED電飾を施し、和洋折衷のクリスマスツリーとして演出。18日17時30分から点灯式を行い、浪花酒店前では「日本のクリスマスはコタツでシャンパン!」をテーマに、日本酒やシャンパン、ワインを提供する角打ちイベントを行った。

 イルミネーション購入費に加え、松の消毒など維持管理費を賄うためクラウドファンディングも始めた。大松は街の景観を形づくる存在である一方、維持には継続的な手入れが欠かせない。店主の浪花一浩さんは「イベントを通じて関わる人が増えることで、松を『みんなで守る』流れをつくりたい」と話す。

 ライトアップは12月いっぱいを予定し、可能であれば1月まで継続するという。クラウドファンディングは「うんなんコミュニティ財団」のウェブサイトや八日市交流センター(木次町木次)で受け付けている。

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