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雲南で「市民歳末余芸大会」 伝統と子ども文化が共演、抽選会も

初めて地区外で披露する日登さくら太鼓による和太鼓演奏

初めて地区外で披露する日登さくら太鼓による和太鼓演奏

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 三刀屋文化体育館アスパル(雲南市三刀屋町古城)で12月7日、社会福祉チャリティー「第19回雲南市民歳末余芸大会」が開かれた。

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 2004(平成16)年に6町村が合併して雲南市が誕生した際、当時の市長が「6町村のみんなが仲良くできるように」と言い、同大会が始まったという。当日も会場は地域の人たちでにぎわった。

  第1部は三刀屋保育所の太鼓演奏「きらきらはっぴー太鼓」で幕開け。続くキッズフラダンスの子どもたちは「カネオヘ・フラ」など元気いっぱいのダンスで観客を魅了。地域の舞踊愛好家による「祝賀の舞」「福寿の舞」「紅の舟唄」、日登さくら太鼓による和太鼓「ソーラン節」、長編歌謡浪曲「瞽女の母」など、幅広い世代が参加する構成となり、会場からは温かい拍手が送られた。終盤には恒例の抽選会も行い、終始、にぎわいを見せた。

 司会を務めた湯浅チカ子さんの横には手話通訳者が立ち、出演者へのインタビューなどを手話でも伝えた。雲南市文化協会の須山守会長は歌謡浪曲を披露した後、インタビューに答えて「文化で雲南市を盛り上げて行きたい」と抱負を話した。

 第2部では、三刀屋高校JRC部が防災と地域の絆をテーマに発表。雲南市長も登壇し、「上を向いて歩こう」を歌唱するなど、行政と住民が一体となった催しとなった。深野神楽こども教室の「八岐大蛇(やまたのおろち)」や、ダンススクールによる最新のヒップホップパフォーマンス「Jump & Groove 2025」、ドリームクラスの合唱「サライ」など、伝統芸能から現代の子ども文化まで多様な演目が続いた。

 クライマックスでは三刀屋高校ダンス部がパフォーマンス「開幕宣言」を披露し、会場の盛り上がりは最高潮に。最後は社会福祉協議会のあいさつで締めくくった。

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