木次乳業(雲南市木次町東日登)が10月29日、島根県の里山で育ったブラウンスイス牛の牛乳と肉を使った冷凍食品「コロッケ」シリーズ3種を発売した。
同社ブランド企画室長の安部翔平さんは「事業として牛乳だけにこだわっていく必要はなく、山地農法でのびのびと育ったブラウンスイス牛の牛乳生産を終えた命も余すことなく頂くという『命と自然の恵みへの感謝』を形にして、コロッケ発売につながった」と話す。ジャガイモやタマネギも国産のものを使う。
新商品は、「山地酪農コロッケ」「ジューシーメンチカツ」「ミルククリームコロッケ」の3種類。コロッケはブラウンスイス牛ミンチ、山地農法ブラウンスイス牛乳を使い、「衣のサクサク感とともに、深く優しい味わいに仕上げた」メンチは、「ジュワッとあふれる肉汁と牛乳本来のうまみ、牛乳のコクを味わえる」という。クリームコロッケは牛乳本来の風味を生かすため「木次パラチャイズ牛乳」を使った。
安部さんは「コロッケを販売することで、飼料高騰で経営が厳しくなる酪農家にもメリットを届けたい。今後も品ぞろえを増やしていきたい」と意気込む。
価格は3,980円。