「第21回日本たまごかけごはんシンポジウム」が10月26日、吉田町生涯学習交流館(雲南市吉田町吉田)で開かれ、多くの人たちが卵かけご飯を楽しんだ。
吉田ふるさと村(吉田町)は2002(平成14)年5月、日本で初めて卵かけご飯専用のしょうゆ「おたまはん」を発売し、卵かけご飯のブームに火をつけた。2004(平成16)年、6町村が合併し雲南市ができたことを記念して「日本たまごかけごはんシンポジウム」がスタートした。
当日は、吉田町内7地区から地元の米240キロを用意し、まきと釜で炊き上げた。卵は県内外13社から14種類2400個、しょうゆは県内の8社から15種類を用意したほか、ラッキョウ漬けなどご飯に合うトッピング30種類以上も用意した。
今年から開始時刻を1時間早め、先着100人を無料にしたところ、開始前には会場入り口に長い行列ができ、開始数分で無料枠が終わった。参加者は、大人500円、小学生300円を払って、持参した器と持参した箸で好きなだけ卵かけご飯を楽しんだ。会場に用意した飲食スペースが満席になる場面も見られた。
会場では、雲南の養鶏業者「木次ファーム」が卵を、森田醤油(しょうゆ)店(奥出雲町)がしょうゆを、それぞれ販売した。会場でもろみからしょうゆを搾る実演も行い、搾りたてのしゅうゆも提供した。
出雲市から参加した石川剛さんは「今回が2回目。卵は3種類食べた。トッピングをのせると卵の味が分かりにくかった。おなか一杯になった」と話していた。